なぜ自分に仕事を発注してくれるのかを真剣に考える

昨日からチャフフレアのウェブサイトのメイン画像を切り替えました。もう2月に入ったというのに、いつまでも正月の「賀正」画像だったので・・・。時間が経つのは早いですね。

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新しいメイン画像は「ウチの会社は毎日(平日ですが)ちゃんと働いているよ」という意味と「一緒に働くパートナー&スタッフを募集しています」という意味です。

友人に言われて気づいたのですが「この画像、夜まで働くブラック企業みたいですね 笑」と。安心してください、昼間しか働いてなくて僕にいたっては保育園のお迎えとかあるので17時には帰ります。他の社員も18時にはだいたい帰ります。

独立してから6年

最初は個人事業主として独立しました。その1年半後に法人化したので独立から数えて6年目になります。会社としての売り上げは毎年右肩上がりで、月々も非常に安定しており、毎日どこかしらのウェブサイトを構築したり更新したりしています。発注してくれるクライアントの皆様、相談をしてくれる友人・知人の皆様いつもありがとうございます。

2月~3月は1年の中でも繁忙期にあたり、相談数が非常に多くなってきておりまして、お断りをせざるをえないほどたくさんのご相談をいただいています。感謝ばかりです。

「なぜウチに発注をしてくれるのか」を考える

僕はもともとはWEB制作の会社に勤めていました。妻とは同期で職場結婚という形でした。その後、妊娠を機に妻が退職&外注デザイナーとなり、そのしばらく後に自分も退職し「Webデザイン Chaffflare(チャフフレア)」と屋号を付けて、妻と友人の3人で立ち上げました。当時の上司にも退職前に独立の旨を伝え、円満に退職させていただきました。

前職はWEB制作会社としては社員数も多い会社だったこともあり、非常に多くの方と独立後も仕事をさせて頂く機会をいただき、僕らは生きています。

辞めるときにちゃんと独立することを伝える

退職した日に送別会を開いていただき、その場で独立することを高らかに宣言させていただきました。特に隠しているわけでもなかったので、知ってる人も多かったのですが「僕はWEB制作の仕事をフリーランスでやるので、仕事をください」と。そしてSNS系でも告知をして、退職した翌日から事業を開始しました。休むと不安が募りそうだったのと、高らかに告知をした熱を冷ましたくなく、すぐスタートしたかったのです。

一緒に仕事をした事のある人にきちんと伝える

営業経験がない自分たちにとって、やはり問題となるのは営業。準備金としては自分の貯金から多少出しましたが、借金もしたくないし早めに仕事を軌道に乗せる必要がありました。まずは前職との外注契約を行い、同時に各方面へのアプローチも開始しました。いわゆる知り合いへの独立の報告です。特に既に退職していた先輩や後輩に、独立した旨を伝え、チャフフレアのFacebookページを立ち上げ、友人に連絡をしていきました。

人は「知り合い」に仕事を発注したい

その中で、知り合いの在職するいくつか会社からお声がけをいただきました。WEB系の業界は退職・転職といった流動が多い印象で、別の制作会社や代理店・コンサル会社に転職す人もいれば、メーカー等の一般企業に転職する人もいます。ただWEBの仕事をやっていた人は「WEB担当者」に配属されるケースが多いようです。

以前にどこかのセミナーで登壇していた方がおっしゃっていましたが「私達(発注側)がウェブサイトの仕事を外に依頼したい時、どうやって探すか知ってますか?検索するんですよ。めんどくさいので是非直接売り込んできてください」ニュアンスはこんな感じの話でした(どなたが話してたかは忘れてしまいましたが・・)

発注側からすると発注先の業者は「自分で新しく探す」「既存業者」そして「知り合い・紹介」がメインになります。僕も前職で外注発注の経験がありましたが、発掘というのはなかなか難しいものです。

「知り合い」を通じて「既存業者」になる

独立すると四方八方から「人脈」という言葉を聞きます。僕も独立前後はセミナー等の人が集まる場所に行き、たくさん名刺交換をしました。これ自体が悪いことではなく、仕事に直接つながることもありましたが、いかんせん効率が悪く感じてしまい、うまくいかない印象でした。

それに比べて「知り合い」からの相談は「発注が前提」の相談が多いことに気付きます。知り合いから相談がある場合(自分がする場合もそうですが)は、具体的な目的があるわけで、僕は「ウェブサイトを作ります」と言い回っていたので、ウェブの相談をしてくれるわけです。

幸運なことにウェブサイト制作という仕事は、フリーランスへの発注も抵抗がない会社が多く、個人事業主でも契約をさせていただきました。

※注意
とはいえ法人しかダメな会社も結構あるので、法人化後に「待ってたよ」と声をかけられたケース結構ありました。

相談側の立場で考えると、返事は早く返すべき

相談してくれる方は、先輩・後輩・同期など色んな方面から相談を受けますが、相手側の立場になって考えると、僕に相談をする前に必ず上司に声をかけていると考えられます。当たり前ですよね、仕事を外に出していいか・新規の業者を紹介するに辺り、完全に1人で決定できる人はそんなにいないからです。

僕もそうですが外の人に初めて相談の連絡する時は知り合いでも文面や内容に結構気を使います。ぶっちゃけ知り合いなのに連絡しても返信がない人も結構います。

相談者の立場で考えた時、相談のメールをした直後に「連絡ありがとう、大丈夫ですよ!」ってすぐ返ってきたら嬉しくないですか、と僕は考え、特に新規の相談にはなるべくすぐにレスポンスをするように心がけています。

外でメール受け取っても、とりあえず「大丈夫です!後で日程候補を送りますね」だけでもいいです。「返事が来るかな」「失礼がないかな」と不安な気持ちで送信した相談者に、速攻で感謝と了解の返事を返せたら、きっと安心してもらえると思ったからです。

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知り合いの知り合いは知り合い

独立して感じたのは「○○さんから紹介いただき連絡しました」という問い合わせ。「○○さん」がよく遊ぶ人や仕事を一緒にしたことがある人であればわかりますが、ほとんど絡んだことがない(前職で一緒だったので名前だけは知ってるくらいの関係)からの紹介が結構あるということ、これは目からウロコでした。

知り合いの知り合いは知り合いなのです。○○さんに相談したら「ウチの会社を辞めてフリーでやってるウェブサイト制作やっている人がいるよ」という流れです。

お互いに紹介者の顔は潰せない

仕事を紹介していただくということは大変にありがたい事で非常に恩義を感じます。これは紹介された側も一緒だと思っています。互いに「○○さん」の顔を潰す訳にはいかないという気持ちが無意識下にあり、心地よい緊張感を持って望むことができます。

仕事を受けるか受けないかは話を聞いてから判断する

仕事の相談内容がきめ細かい人・相談時は大きな話から入る人、相談の仕方は様々です。最初から詳細内容を整理して送って頂ける方もいます。逆に「会ってから話しましょう」「この時期のスケジュール空いてますか」というタイプの方もいます。

いずれにせよ、まずは会って話を聞いてから受ける受けないの答えを返せばOKと思っています。まずは速攻でメール受領の返事をして会いに行く。遠方ならば電話でもいいですしね。「壮大なプロジェクトの相談からの、実際は1Pのコーディング相談」とか結構多いです。

話を聞いた後に断ることは「相手の顔を潰す」「余計な時間を奪ってしまった」という考えもゼロではないですが、打ち合わせ後に断るという判断は決して失礼ではないと思っています。もちろん受注したものであれば責任をもって成し遂げなければいけませんが。

自分の態度は、別の誰かが見ている

僕の好きな話で「加賀屋」という旅館の話。石川県にある日本でも最高ランクの旅館の加賀屋に一度だけ宿泊させていただいたことがあるのですが、送迎の際に従業員の方々がずらっと並んで礼をしながら見送ってくれます。これは目の前のお客様だけでなく、その先のお客様まで見て礼をしてる、といった話(出展が見つからなかったのですが、こんなニュアンスの話です)。車屋さんからの帰りに従業員の方がバックミラーから見えなくなるまで礼をし続ける、これも多分同じですが「その行為を次の誰かが見ていて、その方が次のお客様になる」という考え方ですね。

僕はそこまでの「おもてなし・ホスピタリティ」の提供できる人間ではないですが、少なくとも自分の示す態度は目の前のお客さんだけではなく、その向こうにいる次のお客さん(になる可能性がある人)にも伝わると思っています。いい態度も悪い態度もです。

なので、誠実に確実に接することが大事。リアルもSNSも愚痴や悪口を言っていると、回り回って当人・それから次のお客様(になりえた人)に届くと考えています。悪口なんて「あ、オレのこと言ってる?」と関係ない人にまで思われてしまうので、百害あって一利なし。そういった発言はしないようにしています。もちろん人間なのでイラッとしてしまったり、悪態をついてしまったことは多々ありますが、なるべくそういった態度はなくさなければと思っています。

「なぜ自分に仕事を発注してくれるのか」まとめ

長くなったのでまとめ。もちろんきちんとした成果物を出すことが最低限ですが、下記の点を留意しながら仕事をすると、自然と仕事は増えていくのではないでしょうか。

  • 自分が独立してウェブサイト制作の仕事をするよ、とちゃんと告知すること
  • 特に一緒に仕事をしたことがある人には、直接ちゃんと告知すること
  • 相談が来た場合は、受ける受けないの前にすぐに返事をすること
  • 初めてのやり取りならば、できればまず会いに行くこと
  • 誠実に仕事をし続けること
  • リアルもネットも愚痴や悪口は言わないこと

すごい抽象的な感じでまとまっちゃいましたね。長くなりました。

ということで、おかげさまでチャフフレアは毎日忙しく仕事をさせていただいておりますが、このブログを見ている人も「知り合い」みたいなものだと思いますので、ウェブの仕事で困ったことがある人は相談してください。

chaffflare.com

※興味のない営業的なものには返信してないこと多いので、その点はご容赦ください。

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