猫の手も借りたいブログ

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本日上映の映画「アイスと雨音」はヤバイ。覚悟のワンカットに震える

今日は家の話ではなくて映画の話です。超久々に映画館にいってきました。子供といったアニメ映画以外だといつぶりだろう・・。ってぐらい久しぶりです。

というのも本日3/3から上映開始の映画「アイスと雨音」。この映画がどーしてもどうしても見たくて、奥さんに無理言って見に行ってきました。

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東京だと渋谷と板橋の映画館のみの上映で、夜の21時に上映していた板橋のイオンに車を走らせて見に行ってきました(子供たちを風呂に入れてから行ったよ!)

まずは予告を見てください。

www.youtube.com

ice-amaoto.com

ストーリー

2017年、小さな町で演劇公演が予定されていた。
イギリスの戯曲を日本で初上演する。
戯曲は、世界の演劇シーンで注目を集める
イギリスの劇作家Simon Stephensの「MORNING」。
親友が町を出ていくことをきっかけに、
鬱屈からの夜明けを描いた物語。

オーディションで選ばれ、
初舞台に意気込む少年少女たち。
しかし舞台は、突如中止になった。
「ねぇ、稽古しようよ」と、
ひとりの少女が言い放つ―

引用:映画『アイスと雨音』オフィシャルサイト

舞台を目指し稽古をしていた若者たちに突きつけられた「演劇の中止」
目的を失った若者たちはそれでも稽古を再開するが・・というストーリーです。

 「若者たちの1ヶ月を74分ワンカット」ってどういう意味?

この映画を見ようと思ったきっかけはMOROHAが楽曲を担当してるし、予告が超面白そうだったので映画館に足を運びました。

「若者たちの1ヶ月を74分ワンカット」というキャッチコピー の意味が映画を見るまではわからなかったのですが、言葉の通り最初から最後まで区切りなしのワンカットの撮影です。

”劇中の公開予定日”の一ヶ月前の設定から物語はスタートし、カメラは回し続けたまま話が進んでいきます。ね、何を言っているかわからないでしょ。

緊張感がハンパない

このワンカット撮影という手法は、映画が始まると「あ、そういうことか」とよく分かるので、そういった意味でも是非映画館に足を運んでもらえればと思いますが。

とにかく見ているこっちの緊張感も半端ない。まるで生の演劇を見ているように、そして絶対にとちってはいけない劇を見ているようで、心臓が震えます。こんなの死人がでるんじゃないかって。

現実と演技と映画が混乱してくる

「演劇」を映画内で行うので、「映画内の現実」のシーンと「映画内での演劇」のシーンが交互に入ってきます。しかもワンカット撮影の中で。さらにワンカットという手法が「実世界の現実」という意識も残像のように残るので、非常に混乱してきます(説明が下手ですみません)

「演劇」「映画内の現実」を見分ける方法は映画の画面を見ているとわかるようになっているのですが、それを踏まえて見ても「え、今どっち?」と。見ているこっちの頭がおかしくなりそう。

ちなみに映画を見終わって帰路についてるとき、自分の人生も誰かにカメラを回されている虚構の世界なんじゃないかと錯覚するような間隔が残っています(これが少し気持ち悪い 笑)

森田想(もりたこころ)さんの鬼気迫る演技がヤバイ

ヒロインの森田想さんが中心となって物語は進みますが、彼女の心境を思いながらラストカットまで是非見てください。鬼気迫る演技が続き「映画」と「映画の中の演劇」を交互に演じながら進む話で、74分の最後の最後のカットで僕は泣きました。感動して震えました。

心が震えるとはこういうことだなと。彼女の心境を思うと頭がおかしくなっちゃいそうで安堵と感動が入り交じった感覚になります。

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劇中歌はMOROHA

この映画を見ようと思ったきっかけはMOROHAです。日本語ラッパーとアコギの二人組で、抽象的な言葉ではなくリアルな言葉を半端ない熱量で歌い上げるさまは圧巻です。この映画ではMOROHAが「劇内に実際にいて」場面に応じて歌います。「バイプレイヤーズ」のエンディングに出てくる竹原ピストルみたいなもので、その劇中バージョンです(というか、いずれの作品も監督は松居大悟さんです)。

MOROHAは好き嫌いが別れるかなり癖が強いアーティストなので、映画に興味がある人は是非楽曲を少し聞いてから見に行った方がいいと思います。

そのほうが、より歌詞が劇が感情が、意味を持って頭に入ってくるので。

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正直このMVを見て苦手だと思うならば見に行かないほうがいいです。
MOROHAを聴いた上で見に入ったほうが100倍いいと思います。

とはいえ撮影技法や音楽にフォーカスを当てすぎず、見たほうがいい

いろいろと感想を書かせて頂きましたが「演劇に命をかけていた若者たちの行き場のない感情」の表現技法として撮影方法や音楽があると思いますので、あまり技法や音楽にフォーカスしすぎないで見たほうがいいと思います。

映画.comの記事にありましたが、現実に舞台中止になった経験とその時の行き場のない感情を表現したとありました。

現実と虚構、映画と演劇の狭間でもがく若い男女の1カ月を、74分ワンカットの手法で紡いだ意欲作。松居監督は「1年前の今くらいに、もともとやろうとしていた舞台が中止になり、悔しくて、どうしよう、何とかしてこの感情を形にできないかとアフロと話したりしていて」と振り返り、「アフロも言うように、感情は時間が経つと忘れたり、変わっていく。でも今の感情は間違いなく存在していて、それを作品として落とし込むことは、表現の仕事に携わっている以上、価値があると思った」と述懐する。そして「最初からワンカットでやろうと考えていた。舞台は始まったらカーテンコールまで止まらずにいく。この映画も止まっちゃダメだと思った」と信念を明かし、「この作品に関わった人々、みんなが魂を込めて作ってくれた。このまま無視されて終わるのは、嫌だ。今日始まったばかりです。広めてくれると嬉しいです」と切なる思いを込めた。

引用:映画.com

是非、映画館で体感して欲しい。見てほしい映画です。

見に行ってよかったですマジで。

追記

主題歌の「遠郷タワー」のMVも公開されましたね。助演の田中玲子さんをフューチャーしたサイドストーリーのような仕上げです。映画見た後だと感慨深い・・。

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