「フリーランス、40歳の壁」を読んで40歳を震えながら迎えたい

今日は体調を崩している長男(2歳)と2人で留守番です。微熱があってあまり元気もないのでDVDでカーズの映画を見たり、Youtubeで電車の動画を見たりしてまったり過ごしてましたが、お昼ご飯を食べたらすぐに寝ちゃったので、溜まっていたこの本を。表紙のタイトルだけでなんとなく買った「フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?」という竹熊 健太郎さんの書かれた著書。

独立してもうすぐ8年

自分もWEBデザインの仕事で30歳の時に独立して現在37歳になりました。2018年の6月で8年目を迎える予定です。現在は法人化しているものの、30代をまるごとがいわゆる会社員ではなくフリーランスからの自営業という形で過ごしてきました。

その間に子供は3人産まれ、現在自宅も建築中。はたから見るとそこそこ順調なようにも見えますが、ここ数年の売上推移で言うとほぼ横ばいで、安定している反面、伸び悩みも感じています。そして数年後に来る40歳という節目。

40歳の壁とは

本書で書かれている内容としては、40歳を境に仕事が減ったり、仕事のやり方がマンネリ化してしまったり、体調・家庭・子育てなどの環境要因など、著者自身の経験や他の方の体験談を交えて「40歳の壁」を紹介されております。正直、今の仕事のスタイルでいつまでやっていけるのか不安は感じていたので、いいタイミングで本書に出会いました。

取引先が年下問題

本書でも取り上げている「取引先が年下問題」。直接取引している方は年下の方もいれば年上の方も当然います(いちいち年を聞くわけではないので)。この割合が年齢を重ねれば重ねるほど、相手が年下の割合が増えていきます。そりゃそうですよね。

自分は特に気にせす独立直後から年下・後輩からの相談や依頼に積極的に応じ、相手が誰でも同じパフォーマンスをしているつもりです。しかし相手も同じ気持ちとは限らないことを肝に銘じる必要があります。送られてきた相談のメールは ”元先輩に対して失礼にならないように推敲を重ね、他の人にも相談して悩んで送ってきたメールかもしれない” と。

そういった時に自分はこう返信をします。「連絡ありがとう!仕事の相談うれしいです」的な文面でなるべく早くね。請ける請けないは二の次で、まずは相談してくれたことに感謝すること。だってすぐ返事来てウェルカムだったら嬉しいじゃないですか。きっと。

「フリーランスの最大の営業は、仕事そのもの」

これも本書内の言葉ですが、とても理解できます。うちの会社(チャフフレアと申します)は営業はおらず、僕が代表取締役兼ディレクターで、他の社員はデザイナー・制作・エンジニアといった技術側の人間で構成されています。

久しぶりにあった人から最も聞かれる言葉は「営業ってどうしてるんですか」ですが、答えとしては「いわゆる新規開拓のような営業はしてない」「前職や友人知人の知り合いからの紹介が多いよ」というのが答えです。

発注してくれた人になぜ連絡してくれたのか聞くと『外注さんを探してたら「●●さんが長沼さんと仕事してる」って言ってたので連絡しました!』という答えがすごく多いんです。いわゆる口コミ経由での紹介が多いのが現実です。そして知り合いからの仕事であれば「適当な発注ができない」&「適当は仕事はできない」と双方にとっていいプレッシャーがあるんですね。

自社サイトでの営業や自社メディでのマネタイズ

現在の請負のスタイルであれば口コミを中心とする営業なしスタイルでもまだまだやっていけますが、今後は自社サイト・SNSからの精度の高い受注を増やさなければならないという課題があります。また請負に頼らない利益の確保も急務です。このあたりが40歳の壁を迎え10年目に突入する我が社の課題ですね。

ぼんやりと見ないふりをしてた目の前の壁をはっきり見せていただきありがとうございます。崖の下に既に落ちていることに気づかないことがないように・・。

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