『このゴミは収集できません』を読み、家庭のゴミ処理問題の現実と対策を考える

芸人のマシンガンズ・滝沢さんの『このゴミは収集できません』という書籍を読みました。芸人として活動しつつ、ゴミ清掃員として働く日々を綴った本です。

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このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

滝沢 秀一
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序盤はイラストを交えたコミカルな描写から入って、「ゴミ業者あるある」やクスっと笑えるゴミエピソードが盛りだくさん。後半はゴミ清掃業者から見た日本のゴミ問題に対する問題提起にまで至ります。

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ゴミ問題は日本国民全体の問題

本書によると日本人のごみ排出量は世界一で、一人あたりが一年間に出すゴミの量は320kgだそうです。2位はフランスで180kg。これはやばいですね。

消費量の多さ・過剰包装、リサイクル率の低さなど複合的な原因がありますが、毎日家庭から出る大量のゴミを清掃業者さんが汗水流して回収。頭が下がります。

我が家のゴミ問題対策

去年マンションから一戸建てに引っ越し、ゴミに対する意識が変わりました。マンションにはゴミ置き場があり、管理人さんがゴミの日にきちんと出してくれます。めっちゃ楽で朝でも昼でも年末年始でもゴミが溜まったらいつでも出せました(本当はゴミの前日に出すのがルールなのですが)

一戸建てでは自宅の前が集積所であり当然収集日以外は出せないですし、夜間に出すこともなくなりました。必然的にゴミに対して対策を立てる必要が出てきました。

生ゴミは乾燥して水分を飛ばす

ゴミの大きな問題は「匂い」と「虫」です。特に虫は超嫌いなので、絶対に出てほしくなく我が家ではパリパリキューブライト』といういわゆる「生ごみ乾燥処理機」を使っています。 

生ごみ処理機「パリパリキューブ ライト」を購入!葛飾区は補助金で2/3がキャッシュバック

これが実にすぐれもので、日中はシンクの三角コーナーとして使い、夜に機械の中に入れてスイッチを入れておきます。朝には水分が飛んで生ゴミはカラカラに。匂いもしないし虫も来ないシンクにも生ゴミを置きっぱなしにする必要がないで、我が家の必須アイテムです。壊れたらまた買います。

本書の中でも「ゴミ汁がマジでヤバイ」といった表現が何度もあります。生ゴミ自体は80%が水分と言われているので、乾燥させるだけで生ゴミ問題の一つの解決策になります。

ちなみに葛飾区ではゴミ乾燥機に対して補助金も出ます。もちろん我が家も購入後に補助金申請して頂いてます。となると導入しない理由がないですよね。

www.city.katsushika.lg.jp

書類はきちんとシュレッダーに掛けて処分する

もう一つ引っ越しにあわせてシュレッダーを買いました。ご近所の方とコミュニケーションが取れていない中で、どういった問題が起きたとしても家の前のゴミ捨て場から個人情報がダダ漏れになるような事態は避けようという考えです。

シュレッダーは各家庭でも購入すべき。アイリスオーヤマのオフィス用OF13がグッドサイズで超便利!

子供の不要になった宿題プリントや、自治体から届くハガキなどもシュレッダーに掛けます。メリットとして個人情報の保護にもなりますが、毎週の燃えるゴミが軽減できます。紙ゴミなので腐らないし臭わないなので、溜まったタイミングで捨てればいいので毎週の燃えるゴミとしてのボリュームとしては結構抑えられます。もちろん散らばったら大変なのでゴミ袋は2重にしますよ。

著者も「ゴミ清掃員人になってすぐにシュレッダーを買った」と書いていあり、個人情報がゴミと共にダダ漏れに状況に危機感を抱いています。

無駄なものは買わない、きちんとしたものを長く丁寧に使う

我が家のテーマとしてもインテリア・家具・家電など「気に入った良いものを長く使う」と考え「安物買いですぐに買い換えるような消費行動はなるべくしない」というテーマです。

最近読んだ『ロングライフデザイン』でもモノの消費に関する提言として「良いプロダクトを長く丁寧に使おう」という思想があります。

「LONG LIFE DESIGN」を読み、ウェブサイトにおける「ロングライフデザイン」を考える

100均も格安家具も便利ですが、消費に関してはシビアに向き合っていく必要がありますね。

LONG LIFE DESIGN 1(47都道府県の健やかなデザイン) (d47 MUSEUM)

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ゴミ清掃員の日常を描いた本だけど、決して他人事ではない

本書はゴミ清掃員としての日々を面白おかしく書いていますが、決して他人事ではなく自分たちが生きる上での最も身近で大切な問題です。もう少し大きくなったら子どもたちにも読ませて、きちんと教えていきつつ自分たちの生活は常に見直していかなければと考えさせられます。

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

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